フォトムービー、フラッシュ、スライドショー、デジタルフォトフレームの比較

デジタル写真が主流になり「フォトムービー」「フラッシュ」「スライドショー」「デジタルフォトフレーム」という言葉が広く知られるようになりました。デジタル技術はめざましい発展を続けています。
そこで、ムービー(動画)を作成される際に参考になるかも知れないと思いつつ、このコラムを作成しました。

フォトムービー、フラッシュ、スライドショーの比較

◆スライドショー(slideshow)とは

これって・・・意味あいで区別したいですね。
フォトムービーやフラッシュは「動画」のイメージが強くありますが、スライドショーは「静止画」を指す言葉ですよね。

◆フラッシュ(flash)とは

ご存じの通りAdobe Systems社が開発している動画やゲームなどを扱うための規格およびソフトウェアの名称で、同社の登録商標となっています。

◆フォトムービー(photo movie)とは

検索しても見つかりませんね~。Microsoft社のWindows Vistaが発売された頃から浸透してきた言葉でしょうか。デジタル写真(静止画)を動画ふうにアレンジした写真の鑑賞方法と解釈すればいいのかもしれません。

◆フォトムービーとフラッシュの違い

まず、圧縮技術とファイル形式が違います。フラッシュは SWF形式 で、フォトムービーは WMV形式 です。
さらに、フラッシュは呼び出し元のプログラムとの間でパラメータの受け渡しや制御が可能なため、ゲーム以外ではホームページのメニューなどに利用されていることもあります。
ただし、デジタル写真から作成したムービーを家庭用の DVDプレーヤーで鑑賞できる VOB形式 に変換すれば、どちらで作成しても同じです。

◆サンプルムービー

上記3つの映像技術の違いを視覚的に比較するため、結婚式編のサンプルムービーをご覧ください。
※フォトムービーには映像効果有りで、フラッシュムービーは映像効果を省いてあります(≒スライドショー)

参考までに、デジタルフォトフレームで再生可能な動画のファイル形式は、AVI形式MOV形式, MPEG形式, SWF形式の4種類ですが、MPEG形式やSWF形式に対応しているのは一部の機種です。SWF, MPEGに対応していると大変便利なのですけど。

デジタルフォトフレームとの機能比較

最近、カメラ店や家電量販店でメインコーナーに展示されているデジタルフォトフレームですが、デジカメ写真をプリント(印刷)せずに、フォトフレーム(写真立て)で鑑賞できるというのは便利かもしれませんけど・・・。
写真愛好家の筆者にとっては購入するにあたり抵抗がありますので、その理由について、フォトムービーやフラッシュと動画再生が可能なデジタルフォトフレームの比較を下記に羅列してみました。最初にお断りしておきますが、全ての製品が下記の通りではありません。

◆解像度が低い

写真立てなので近づいて見ることも無いでしょうけど。PCのモニターや携帯電話などの比較対象があるので、しょうがないのかも知れませんね~。最近になって高解像度の製品も普及しつつあるようですが・・・。

◆フレームサイズ

機種ごとに違いますが・・・、
デジカメってアスペクト比(横縦比)、4:3 または 3:2 が多いはですけど、フレームのサイズってこれに準じていない機種が多いですね。このため、元画像をリサイズ(縮小)しないまま鑑賞すると、異様な写真に見えることがあります。
違和感なく鑑賞するためには、フレームサイズに合わせてリサイズすることをお勧めします。専用のグラフィックソフト等を利用しなくても、秀逸なフリーソフトなどもありますし・・・。

◆視野角が狭い

横方向と縦方向で視野角が違うため、置き方によってコントラストが違ってきます。鑑賞する写真(画像)の明暗差が大きいと非常に見苦しく感じますね・・・。

◆スライドショーが貧弱

リッチなスライドショーを見たいときは、Wiiを使った方が良いというご意見もありましたけど・・・。
鑑賞したいのは写真ですか?それとも切替効果ですか?いずれにしろ価格相応ということで妥協するしかないのでしょうか。

◆縦横の写真が混在すると?
フォトムービー作成館 -雪吊り 縦位置

縦位置で撮影した元画像

フォトムービー作成館 -雪吊り 横位置

デジタルフォトフレーム表示

写真は横位置ばかりではありません。上記左の写真のように高さを表現するためには、多くの方が縦位置で撮影されると思います。縦位置で撮影した写真(左)を横置きのデジタルフォトフレームで鑑賞すると、右の写真のように表示され、なんとも窮屈!これで高さが表現できますか?
写真館などで撮影するポートレート(結婚式七五三などの写真)は縦位置が多いはずです。でも、集合写真となると横位置が多くなります。これらの写真を一緒にデジタルフォトフレームで鑑賞すると最悪です!

縦横自動判別機能を搭載した機種がありますけど・・・
縦横の写真が混在するとフォトフレームを縦横に置き換えても無駄です!また、写真を加工してExif情報が無くなると、この機能が利用できなくなります。写真を加工される場合は、Exif情報を保持したまま処理できるソフトをご利用ください。
筆者的には、この機能って要らないと・・・。価格をつり上げるための策略としか考えられません!(笑)

◆ロゴマークって必要?
◇写真メーカー製
正面にロゴマークの無い製品が多く、縦横自由な置き方を意識しているのかも?写真メーカーとしての配慮でしょうか。
 
◇家電メーカー製
正面にロゴマークの入った製品が多く、ロゴが正しく見える横置きしか考えていないのかも知れません。縦置きにした場合、ロゴも縦になり違和感を感じませんか!家電メーカーとしてのPRでしょうか?
鑑賞したいのは写真であって、ロゴマークなど見たくない!というのが筆者の本音です(^^ゞ
◆名入れ

え!これも販売戦略ですか!こんなことをしたら、ロゴマークと同じですよ!同一方向だけで良いのですか?

◆動画(ムービー)再生?

このコラムの最初に書きましたが、解像度の低い機種ではモアレが発生したりと、眼をつむりたくなります。わざわざ小さな画面で見なくても・・・。再生可能な動画のファイル形式は、比較編を参照してください

◆サブディスプレイ?

PCとUSB接続して・・・この小さなサイズで?利用価値があるのでしょうか?メーカーさんも商売上手ですね~(爆)
実例などを商品紹介ページなどに記載していただけるといいのですけど~・・・。設置場所さえあれば、廉価版のモニターを用意した方が遙かに作業性がいいはずです。

◆通信機能

通信モジュール(カード)を装着し、携帯電話からメールで画像の送信ができます。
なんて機種がありますが、メールに添付可能な画像サイズに制限があり、サーバー側で画像の圧縮処理を行うため画像の劣化が進みます。某社は300KB以下に圧縮するらしい!

デジタルフォトフレームの価格は見かけ上無料でも、月額の通信料が必要になります。結局、無駄な料金を支払うことに。
携帯電話の契約数が飽和状態となってこのようなビジネスモデルが出てくるとは・・・(-_-)

他の通信機能として、赤外線通信(IrDA)やBluetoothなどありますが、通信速度が遅いため、多量の画像データーを送受信するには多大な時間が必要になります。PCをお持ちの方は、USBポートを使いましょう!

◆外観、操作性

好みの問題がありますけど、タッチパネルは・・・と思います。液晶面を保護するアクリル板はあった方が良いですよね。

アナログの写真立ても同じでしたけど、転倒しやすいですね。高級機(数万円もする電子機器)であれば、転倒防止機構があっても良いと思いますね!

◆購入される際は

ご自分で画像や動画(ムービー)を用意して店頭のデモ機で確認するのが賢明です。使い捨て・・・では無い製品ですから!

フォトムービーの優位性

たとえ大切な写真であっても、同じ写真を静止画(プリント、フォトブック、デジタルフォトフレームなど)で何度も見ていると飽きてきませんか?
でも、フォトムービーだと写真にメリハリがあり、どの写真を見ても飽きることなく、縦位置と横位置の写真が混在した場合に違和感もなく、いつ見てもすごく楽しいですよ!写真の広がりを感じさせてくれるのはフォトムービーしかありません。


上記サンプルの縦位置写真(左)で作成したサンプルムービーをご用意しました。視聴(再生)時間約10秒の動画(フォトムービー、BGM無し)を2種類です。下記のリンクから、ご自分のパソコンへお持ち帰りください。もちろん無料です(^^ゞ

※AVI形式のサンプルムービーは、動画対応のデジタルフォトフレームでも再生可能です。

◆フォトムービーサンプルのダウンロード(無料版)◆

サンプルムービーのはサイズは 320 x 240pixcelと小さめですけど、十分に写真の広がりが体験できます。


 ◆ファイルイズ  ・AVI形式: 13,628KB   ・WMV形式: 190KB

◆ダウンロード方法◆
ご自分のPCで再生(視聴)可能なファイル形式の画像にマウスカーソルを重ねる
 
 ◇Windowsをご利用の方
  ⇒ 画像の上で右クリック
  ⇒ [対象をファイルに保存]
 
 ◇Macをご利用の方
  ⇒ 画像の上で少し長めにクリック or controlキーを押しながらクリック
  ⇒ [対象をディスクにダウンロード]
フォトムービー作成館 - 雪吊り(s)

 AVI形式


フォトムービー作成館 - 雪吊り(s)

 WMV形式

フォトムービーとBGM

結婚式や披露宴で放映する「プロフィール」や「エンドロール」の作成時、BGMの選択に迷われてる方が多いようですね。

一般論ですけど・・・、
プロフィールムービーは、新郎新婦の紹介をかねて大切なゲストに伝えたい気持ちを表現できる選曲をしたほうがいいのではないでしょうか?
エンドロールは、結婚披露宴に出席して頂いた方々に感謝の気持ちが伝わるような選曲がベストかも知れませんね。ゲストの方の年齢層も考えて・・・。
これらのBGMについてはランキングサイトなどがありますけど、みんな同じでは・・・。オリジナリティが欲しいですね。

BGMを選曲する際に考えておきたいのは、会場を盛り上げるため自分達の好みの曲を利用するのか、それとも記念品として保存し何年か後に振り返ったとき違和感無く飽きがこないような選曲をするかですね。両立させる選曲は難しいのでは。

結局、どんなジャンルのムービーを作成するにしても、BGMの選曲にはそれぞれに好みがありますから、答えは出るはずがないですよね(^^;)

ただ、この世に1枚だけになるかも知れない作品ですから、オリジナルにこだわってはいかがでしょうか?
当館では、何年か後に振り返った時、違和感なくリラックスしながら鑑賞できるようなオルゴール曲をお勧めしています。


フォトムービーにお勧めのシーン

大切な思い出の写真、プリントで保管すると膨大な枚数になり整理も大変、見たいときすぐに取り出せないなど、困り果てる結果になりがちです。デジタル全盛時代にプリント・・・どうかなと思います。


それでは「フォトムービーを自主制作」なんて方もいらっしゃるかと思いますけど、ワンタッチでムービーが作成できるほど秀逸なソフトはありません。どちらかと言えば、「切替効果」ばかりをアピールしたりとか。これって、何か違いませんか?

鑑賞したいのは写真ですよね。切替効果を鑑賞したいのではありません!と思うのは筆者だけでしょうか・・・。


お気に入りの写真だからこそ、写真ごとに丁寧な画像処理を施して、撮影意図を的確に反映させた、フォトムービーで残しておきたいですね。末永く保存したい写真だからこそ、専門業者に依頼するのもひとつの方法ではないでしょうか。


それでは、あなたの大切な写真にお気に入りのBGMを添えて、感動の短編映画を創りましょう!

お勧めのシーンは・・・、
結婚式や披露宴の写真整理、新郎新婦へのプレゼント、可愛い子供の成長記録思い出の旅行の記念に、家族の一員ペットと過ごす時間、祭りや季節のイベント四季の彩り・・・。などなど、あなたのアイディア次第で、フォトムービーの可能性は無限に広がります。

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